2007年5月4日金曜日

最近の立ち飲み屋に関する一考察。

1000円あったら、何ができるかな。おっと失礼、何が「飲める」かな。100円ダイニングでコンスタントに10杯?はたまたオシャレなバーでカクテル一杯?

立ち飲み屋は最近、若者向けのオシャレ系の店(だいたい「〜スタンド」とか気取る)が増えたおかげで、一杯の単価が上がりつつある。これは由々しき事態。確かに立って飲むのは案外酔わないし、慣れてくればそりゃあもうハマる。しかし、それを可能にしているのは、ずばり酒の安さ。立ってでもわざわざ高い酒飲みたいんなら、バーでも何でも行けば良いじゃない。それをなんだか勘違いして、「ビール一杯500円」ですよ!!しかもグラスで!若者の金銭感覚はどうなってんだと・・・

熱くなりましたが、とにかく「量の割に高いなぁ。しかもこれなら別に立ち飲みじゃなくてもこの値段だよなぁ。」という感想を持たざるを得ない店が増えているのです。ブームは嬉しいけどね。もちろん、こだわるのは良い事。お店のカラーにもなるし、客としても目的別にお店を変えられるというね。例えば、北千住「虎や」のように、本格焼酎を集めてみたり、代々木「おくどさん」のように京野菜を使ってつまみを作ったり。この二店舗はおまけに安い。というかこだわりがあるから、安くできるところは安いのだ。問題なのは、何にこだわっているのかがよく伝わらない店である。実際、今までに訪れた店の中にも、何軒かあった。そういう店に限って、「ウチは○○にこだわっている」とかいうことを店主が自分から言ってくる。本当のこだわりとは、言葉なくとも伝わってくるものだと思う自分としては、もうその時点でアウト。残念でした、って感じ。

また、立ち飲みの醍醐味は、さっと飲んでさっと帰れるということ。なのに、つまみに力を入れ過ぎて、本格イタリアンを1000円以下ぐらいで出してる店とか、何考えてんだと思う。時間かかり過ぎだよ、と。以前にもつまみを頼んだがいいが、あまりに長過ぎて金を払わずに帰ったことがあったっけ。つまみは、すぐに出せるものと、そうでないものをキッチリ分ける。これに限る。昔の大衆居酒屋的な立ち飲みなら大体、入ってすぐのところに大きな冷蔵庫があって、そこから勝手にキャベツやらピーナッツやらポテトサラダなど、簡単な料理や乾きものを取ってから、テーブルにつく。着いたら、まず酒を頼み、取ったつまみをつつきながら、品書きを眺める。この時間がまたいいのである。キャッシュオン(食べ物が来たときの支払い)の店なら、勘定も楽だし、金がないと思ったらすぐ帰ればよいのである。客の時間を、店の都合で奪ってはいけない。

なんか講座っぽくなってきた笑。やっぱり将来フードライター目指すかな。

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