2008年5月31日土曜日

192 Düsseldorf Heinrich-Heine-Allee - Auberge

デュッセルドルフへの引っ越しがひとまず決まりそうだ。部屋の内見に行った帰りに、一杯だけ飲んでいこうと言って行ったのがここ。

デュッセルドルフの「慶応振興会通り」こと、Bolker Strasseはビール立ち飲み居酒屋の集まる、素晴らしい通り。さすがは金曜日の夜、どこも混んでいて入れそうになかったのだが、空いているテーブルの一角を見つけすかさず入り込む。ここのアルトはFrankenheimという銘柄で、アルト特有の苦みながらも後味がほんのり甘い、私もお気に入りの銘柄だ。1杯1.70ユーロと少々高めだが、珍しいことにキャッシュオン。諸々一日の疲れもあって、ビールがうまい。

内見もうまくいき、7月からこの街に住めそうだ。ひとまずは、自宅付近で立ち飲みがあるかを探さねば。

2008年5月16日金曜日

191 Düsseldorf Heinrich-Heine-Allee - Zum Uerige


久しぶりにDüsseldorfに。もしかしたらここに住むことになるのかもしれない可能性が出てきたが、もしそうなったらいくらでもアルトビールが飲めるようになるので嬉しいことだ。

平日の夕方とあって、大した混雑ではなかったが、基本的にすごい混雑のこの店。入り口付近は立ち飲みテーブルがずらりと並び、通りを挟んでの座りもある。やはりアルトビールはくせになる味でうまい。

わんこビーアは当たり前のことなのだが、そのスピードが凄まじい。まだ半分も飲んでいないのに、おっちゃんが次のビールを置いて行くのだ。隙を見て勘定しないと、際限なくビールを持ってくるに違いない。恐るべし、わんこビーア。

190 Köln Heumarkt - Brauhaus Sünner im Walfisch


ちょっとKölnまで行く用事(ビールを買いに)があったので、ついでにクナイペ訪問。もともと予定していたのは2軒だったのだが、1軒はつぶれていたようだ。ちなみにその1軒は「Hartz IV」という、何でも1ユーロ均一居酒屋だったので楽しみにしていたのだが・・

こちらはSünnerというKölschのAusschankで、Ausschankというのは各々醸造所直営の、ビール小売りのスペースのこと。主に醸造所+レストランに併設されていることが多いのだが、醸造元によっては普通のレストランの一角にそういうコーナーがあって、樽ビールを飲んだり瓶ビールを買うこともできる。ドイツにはれっきとした酒屋が無い分、いわゆる「ドイツの角打ち」と定義してもいいだろう。

入り口付近の外テーブルは基本立ち飲みで、レストランの内部は左と奥、2階部分が座りで、入ってすぐ右が立ち飲みのAusschankである。4杯飲む。

2008年5月11日日曜日

189 Köln - Brauhaus Pütz


移動して2軒目。ここはあのMühlen Kölschが飲める、醸造所系クナイペ。元々のMühlen Kölschの醸造所よりも20セント安く飲める。

通常、ケルンではビールの提供の仕方がいくつかあるようで、一番いいとされるのが醸造所の樽から注ぐ生ビールで、二番目がPittermänchenと呼ばれる、蛇口の付いた小型の樽(基本的に醸造所で作られたビールと質は同じ・写真参照)から注がれるビール、そして三番手が日本では至る所にある、ビールサーバーから注がれるビールである。しかしメニューではBier vom Fassと名乗っていながら実はサーバーからだったり、実は曖昧だったりもする。ひとつ言えるのは、Pittermänchenは伝統を受け継ぐ提供方式だということで、ケルンの人々に人気が高い。ケルン版「酒場放浪記」でも、Pittermänchenがある店の評価は高いようだし。

さて、やっぱりMühlenは旨いということで、若干酔い始めた友人を尻目に6杯ほど。アテがまったくないのが気になるが、ちゃんとメニューには「ケルシュのための小皿料理」みたく欄があって、500円くらいでちょっとした料理が食べられる・・・ことを知ったのは家に帰ってからだった。興味深いのが、日本で言うところの定番おつまみ(枝豆・奴など)に当たるのが、なんとハンバーグなのだ。どこのレストランにも大体Frikadeln(ハンバーグのこと)は用意されており、ケルシュのつまみとして注文できるようだ。

最近Düsseldorfに行ってないからまたアルトビールを飲みに行かなくては。

188 Köln - Hansa Stube


「週末、飲みに行こう」と友人に切り出したところ、「週末じゃなくて、今日なら」との返事。さっそく事前に調査しておいたクナイペ(ドイツ語で居酒屋)訪問。通常、普通のクナイペや醸造所では1杯1ユーロ20〜40セント程度なのだが、ここは1杯90セント。もともと調べていて向かうはずだったお店は、すでに2倍に値上がりしてしまっており、暫定的にこのお店が最安値ということになる。にしても、90セントは安い。

店内はそれほど広くなく、入り口付近が開放的なスペースになっていて丸テーブルに高い足の椅子。ここでも立ち飲みできそうだ。入って右手がカウンター、左手が座りのテーブル。カウンターにもまばらに椅子が用意されているが、もちろん我らは立ち飲み。「ケルシュ、2つね」と言ってカウンターへ。

今日はもう1〜2軒の予定だったので、ケルシュを軽ーく飲んで次へ。3杯でも2ユーロ弱なのは嬉しい。

2008年5月1日木曜日

187 Köln - Früh ☆☆☆☆☆

3軒目。ここは言わずと知れた最大手。さすがに色々な形式のレストランを持っている。テラス、外の立ち飲み、中の立ち飲み、レストラン、地下。ATMまで用意されているから驚きだ。

もちろん私は空いていた外の立ち飲み。ケルン大聖堂の尖塔の先っぽを眺めながらのケルシュ。悪くない。Frühの生ケルシュはどこか葡萄の香りがして旨い。けれども今日はもう飲み過ぎたので一杯で帰宅。折しもケルンはにわか雨に見舞われている。

一応これで現在立ち飲みと確認できている醸造所はあらかた回ったことになる。立ち飲みの可能性が高いのは、残すは大手「Dom」「Gaffel」あたりか。でも、せっかくケルンにいるのだし残りの醸造所も立ち飲みかどうかの調査を含めて訪問してみたい。気長にお待ちいただければブログに掲載できると思うので今しばらく待たれよ。

186 Köln - Peters Brauhaus ☆☆☆☆☆


2軒目。こちらも入り口のあたりは正統派の立ち飲みで、単に高いテーブルから椅子を取ったのではなく、足置きのバーが用意されていることから、元来の立ち飲みだと想像できる。もちろん座りのレストランも広々と。

前の店「Sion」で4杯ほど飲んでいた私は、危険信号点灯。なので2杯でそそくさと。当たり前なのだが、これまた違う味のケルシュ。再三でしつこいようだが、甘い大麦のビールならMühlen、のど越しキリッとしたケルシュならPäffgenだと私は確信し始めていた。

もう一軒だけ。

185 Köln - Brauhaus Sion ☆☆☆☆☆


本当はドイツの立ち飲みに☆評価なんていらないのだが。便宜的に。

日本がゴールデンウィークで休んでいるのなら、こちらはゴールデンタークだと一日限りの祝日を利用してケルン大聖堂付近の立ち飲みを回ってきた。

入り口の真ん前が立ち飲みカウンター(die Theke)になっていて、そこ+向かい側の壁際で立ち飲みできる。立ち飲みはここだけのようで、あとは座りのレストラン。立ち飲みの特典として、ビールを注ぐのを間近で見ることが出来、樽の交換の際の大掛かりなクレーンによる移動も眺めることができる。個人的には「ドイツの立ち飲みってこんな感じ」とイメージしていた通りの酒場だったため、嬉しい思いもあった。立ち飲み席でも、軽食をオーダーできるようだ。

祝日とあって、大変な混雑だったが立ち飲み席はそうでもなかった。生ケルシュはもちろんうまいのだけれど、ここのは記憶に残るほどの旨さではなかった。やはりPäffgenやMühlenが一番だと推薦したい。ただ、この店のカウンターは雰囲気が一番いい。