2008年9月6日土曜日

209 Düsseldorf Pempelforter Str. - Frankenheim BRAUEREIAUSSCHANK

「寒い。」というのは九月に入ってからのドイツのこと。結局今年の夏は来ないままだった。朝晩は長袖じゃないとキツいぐらいの涼しさで、日本の方々には申し訳ないくらい。

本題前に近況:思ったように新規開拓が進まないのは、まず飲む回数自体が減っていること、そして立ち飲みがなかなか見つからないこと、この2点を言い訳にさせてください。実際は経済的な問題で、飲みに行くことを憚っているわけですが、いざ新規開拓と思っても、目標となる一軒を探すのに手間取ってしまうのです。やっぱり「立ち飲み」という概念が確固として存在しない故なのでしょうか、インターネットで立ち飲みを探すのは非常に難しいように思われます。それゆえ当然、「立ち飲み」を売りにしている(安いとか)店はないため、「混んできた時の立ち飲み」「サッと一杯飲んで出て行くための立ち飲みコーナー」程度しかないわけです。後者に関してはまぁいいのですが、前者の場合はここでは取り上げるわけにはいきません。世界の何処にいようが、椅子のある立ち飲みは立ち飲みではない、からです(ちょっと強調w)とまぁ、もしかしたらもしかしたら、もう少しドイツに長く居れるかもしれないのですが、新規開拓のペースはしっかり落ちますのでご了承下さいませ、とお伝えしたかったのです。

ここは店の名前通り、醸造直売所みたいなところで、広いレストラン。立ち飲みは表のテーブル群と、入ってすぐのBARコーナー。Frankenheimというアルトの銘柄は、すでに何度か登場したように私のお気に入りのアルト。しかしドイツに来て29軒目にして確信できることがある。それは、「醸造所直営の店で飲むアルトは比較的苦く、直営以外で飲むと甘い」ということである。少なくとも、これまで飲んできてそう思っただけなのだが、近所の行きつけで飲むFrankenheimより明らかに苦い。同じくSchmacherでもそう。しかしUerigeはどこで飲んでもほろ苦い。この苦さが、品質管理を暗に示しているとしたら、Uerigeはこれを徹底しているのかもしれない。脱線、ともかく出来立てのアルトがこの店で提供されているのは確かなようだ。1杯1.7ユーロはほぼ平均の値段。中は禁煙。

外のテーブルで待っていたけれど、全っ然人が来ないからもう帰ろうかと思った瞬間に店のおっちゃんが来た。まるで図っていたかのよう。

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